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2007年1月21日 (日)

アラク入荷!

Dscn3092 アラク、中東を知らない人には聞きなれない言葉ですが、このお酒とルーツが同じものは地中海各国にあります。フランスでは薬草をもっと入れたパスチス、リカール、これと同種の酒は、日本にも古くから伝えられていて、アブサンって呼ばれていました。アブサンについては、ちょっと色々誤解があるのですが、ここでは割愛しますね。ギリシャはウゾ、トルコはラクといいます。イタリアやスペインにもあります。

葡萄とかプルーンとかナツメヤシの実とか、原料が違ったりしますが、アニスというスパイスを中心に香草で香り付けしてあります。水で割ると白濁するのが特徴です。アルコール度数は40度前後ですが、基本的に水で割って飲みます。

この種の酒を最初に飲んだのは’70年代のパリでした。ジャン・ギャバンの映画で憧れの飲み物でした。彼よろしくジタン・マイス(フランスの両切りタバコ、とうもろこしを原料にした紙で巻いてあって黄色)を口元に咥えて、アールヌーボーのデコが綺麗なモンパルナスのカフェのカウンターで「アン・パスチス」としゃがれた低い声で言い放ちました。ギャルソンやマダム達は大笑い。傍のムッシュゥーは「ジャンギャバンか」(欧米か!と同じノリ)と言いながら奢ってくれたんです。その年、彼が亡くなり、シャンゼリーゼを行進する国葬になるとは・・・

それからサンミッシェル界隈のギリシャ料理店でウゾにハマります。マツヤニの香りのついたワイン・レッチーナがお供でした。そしてトルコに旅行に行き、ラクを知ります。パスチス>ウゾ>ラクとすっきり辛口になっていくので、ラクにゾッコンでした。(基本的に辛口が好み)世の中には上には上があるもので、キリスト教徒のシリア系アラブ人の家でアラクと出会います。これが更に辛口でした。モスクワで飲んだウォットカと並んで好きなお酒になりました。

アニスで香り付けしてあるのでクセがあり、誰でも好きなお酒ではありませんが、慣れると病みつきです。このお酒が日本で入手出来るようになりました。涙、涙です。帰国してから四半世紀経った勘定になります。飲んだ瞬間、パラソルの下で地中海を見ながら寝そべっていた若い頃の自分が、フィードバックして、ウルウルしてしまいました。

写真は夕べ飲んだレバノン産のアラクです。KSARA(ワインが有名)という所で作っているので、KSARAK<おい!オヤジギャグかよ!この手の商品名、日本以外にもあるんですねえ。(m._.m)

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